たまたまに見上げた私だけが見る音無く伸びている飛行雲
花の名を知らないままに目をやって今日も楽しむ通り抜けつつ
卓上の本のページに降りてきた紋白蝶と暫く憩う
折々の短歌を書いていきます。
たまたまに見上げた私だけが見る音無く伸びている飛行雲
花の名を知らないままに目をやって今日も楽しむ通り抜けつつ
卓上の本のページに降りてきた紋白蝶と暫く憩う
窓近く来た一匹の蝉の声 心細げに鳴き終えて去る
ゆるやかに雷鳴一つあった後 雲は薄れる降らないままに
目が覚めるたびに視線をやる時計 遅々と進んでいる熱帯夜
あと一歩進めば開く自動ドア透して灼けた街路見つめる
新聞の二ページ占める広告のおせち一瞥 今日も猛暑日
突き当りの通りをよぎるサイレンのふっつり絶えて暑さは募る